英語

TOEICのスコアアップに寄与!シャドーイングでリスニングスキルを爆上げしよう!

シャドーイングとは?

私自身、今でこそ毎日英会話を行っていますが、元々英語はそこまで得意ではありませんでした。

海外勤務という目標があり英語を始めましたが、そこで役立ったのが間違いなくシャドーイングです。

とても効果的な学習法なので、ぜひ参考にしていただければと思います。

シャドーイングとは、お手本の英語の音声に続いて、それを影(シャドー)のように追いかけながら真似て発話するトレーニング法

よしハビット
よしハビット
英語の音声が終わった後に復唱するのではなく、英語の音声を0.5秒遅れくらいでついていきます

 

シャドーイングの効果・メリット

一見、単なるスピーキング対策と思われがちですが、リスニング力や速読力、発音など他技能の向上にも効果的です。

私が実体験から考えるシャドーイングの効果の大きなひとつは、リスニング力をぐっと鍛えられることです。

以下は主なシャドーイングのメリットです。

ポイント

リスニングスキルの向上

自然な速度で話される言葉を繰り返すことで、リスニング力が飛躍的に向上します。

ネイティブスピーカーの発音やイントネーションを身につけることができます。

発音の改善

ネイティブスピーカーの音声を真似することで、正しい発音を身につけやすくなります。

語彙力の強化

繰り返し聞いて話すことで、自然に新しい単語やフレーズが身につきます。

実際に使われる文脈で覚えるため、効果的です。

スピーキングの流暢さ向上

音声を聞いた直後に繰り返すため、スピーキングの瞬発力や流暢さが鍛えられます。

シャドーイングを練習することにより、例えばTOEICのPart3やPart4における

「音声においていかれてしまう」 「聞き取れたはずなのに内容が頭に残らない」

といった問題を解決できます。

 

始めるべき人は?

ここで一点気になるのが「どのタイミングで」シャドーイングを取り入れるべきかということかと思います。

シャドーイングは、基本的にどのレベルから取り組んでいただいても大丈夫です。

よしハビット
よしハビット
ちなみに私は、TOEIC500点台から始めていました!

また、シャドーイングで扱う素材は、できる限り自分が余裕を持って理解できるものであることが理想的です。

何が書かれているか自分で理解できていないものを何度も繰り返しても意味がないからです。

最初に始めようと検討している人は、まずはPart1やPart2などの短文から取り組むと良いかと思います。

もし既にTOEIC500点以上であれば、Part3やPart4にも十分取り組めるはずですので、ぜひそちらにもトライしてみてください。

リスニングは英語のスキルで必須なので、早く始めて損することはないですよ!

※最近のピボットでも動画あったので参考に掲載しておきます!

 

シャドーイングがうまくいかない理由

過去にトライしてみたけど、うまくいかなかったという方は、何かしら理由があると思います。

以下に当てはまる場合は、改善して再トライしてみて下さい!

基礎的な英語が出来ていなかった

基礎がないとシャドーイングの効果はあまりありません。

最低限でも、中学英語レベルの単語力、文法力を身につけてからシャドーイングに取り組むようにしましょう。

そもそも知らない単語が多いと、内容を理解するのが難しくなります。

対策

新しい単語やフレーズをあらかじめチェックし、意味を理解してからシャドーイングに取り組みましょう!

基礎文法は把握したうえで取り組むようにしましょう!

 

音声のスピードが速すぎる

ネイティブスピーカーの自然な速度で話す音声は、初心者には難しすぎることがあります。

いきなり速度の速い教材でやろうとしても難しすぎます。

まずは自身にあったレベルや速度で行っていきましょう。

解説の文を読んで、自身が内容を理解できている、わからない表現がほとんどない、教材を選びましょう。

また速度は自身がシャドーイングをするときについていけるくらいの速度にしましょう。

私も最初はabceedの1.0倍から初めて、今は1.5倍速になっています!

対策

自分のレベルに合った音声を選びましょう。

初心者向けの教材やゆっくりと話す音声を使うことで、徐々に速度に慣れることができます。

 

継続できない

やる気が続かず、途中で挫折してしまうことがあります。

正直最初は楽しいトレーニングではないので、そこまで継続できずに終わって諦めてしまう方が多いと思います。

少しでもいいので、とにかく続けることが今後の英語スキルに活きてきます!

対策

短時間でも毎日続けることが大切です。

具体的な目標を設定し、達成感を感じられるように工夫しましょう。

例えば、1日10分のシャドーイングから始めると良いです。

 

 

TOEICスコア向上に役立つ理由

シャドーイングがTOEICのスコア向上に役立つ理由は多岐にわたります。

総合的な英語力向上のトレーニングとして普及していますが、具体的にはどのような効果を期待できるのでしょうか。

TOEICの各セクションでのメリットについて

シャドーイングの代表的な効果は以下の4つです。

ポイント

リスニングセクション

メリット: 音声の細かなニュアンスや発音の違いを聴き取る力がつく。

具体例 : パート3, 4の会話問題で内容理解が深まる。

リーディングセクション

メリット: 読解スピードの向上と同時に内容理解が深まる。

具体例 : パート7の長文読解がスムーズになる。

スピーキングセクション

メリット: 発音と流暢さが向上し、自然な会話ができるようになる。

具体例 : パート2の質問に対する即答力がつく。

ライティングセクション

メリット: 英語の文章構造が自然に身につき、表現力が向上する。

具体例 : パート1の写真描写での表現力が豊かになる。

シャドーイングをすることで、リスニングはもちろん、リーディングも含めた全パートに役立つ英語力を高めることにつながります!

 

集中力の向上

シャドーイングの副次的な効果として、集中力の向上が挙げられます。

「聞く」と「話す」を同時に行うのは日本語でも少し難しいと感じる方が多いでしょう。

シャドーイングでは、この2つの行為を英語で行う必要があります。

音声に対して正確に追い続けるためには、英語を話しながらも音声を集中して聞く必要があります。

これにより、英語音声に対する集中力が増します。

シャドーイングに慣れた後、追いかける必要のないシンプルなリスニングを行うと、試験のリスニングが楽に感じるようになるでしょう。

この集中力の向上は、当然ながらTOEICにも役立ちます。

TOEICは120分間の試験であり、全ての問題を解くためには120分間フルで集中する必要があります。

リスニングセクションでは、集中力のメリハリをコントロールすることが求められます。

よしハビット
よしハビット
シャドーイングの音声が流れる瞬間に集中力を高めるスキルは、TOEICのリスニング問題が放送される瞬間に集中力を高めるスキルに直結します!

 

 

効果的なシャドーイングの方法

効果的にシャドーイングを行うためには、以下のステップを踏むことが重要です。

よしハビット
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私の場合は①~⑤までの手順を1日20分でこなすようにしています。

最初は時間がかかるかもしれませんが、1日少しでもいいので続けることの方が大事です!

もしそんな長くはできないという方がいれば、①~④までの手順は最低限やることをおすすめします!

①教材を選定する

まずは使用する教材を決めましょう。

TOEIC対策をされている方におすすめなのは『公式問題集』です。

できれば最新のものである方が、最近の難化傾向も反映されておりいいかと思います。

リスニングスコアが300点台後半あるという方については、『精選模試問題集』もおすすめです!

公式問題集より難しいですが、これになれると本番の問題が簡単に感じます!

 

②問題を解く

TOEICのパート3かパート4の問題は、3問で1セットになっています。

どれでもいいので、毎日1セットは行うと実力がついてくるかと思います。

まずは、問題を解きましょう。

このときすぐに解説を見ないで、自分でわかりそうになるまで何度でも繰り返し聞いて問題ないです。

リエゾンで聞き取れなかった箇所やわからない単語の部分を意識しておきましょう。

正直どれくらい正答できていたかはあまり関係なく、この後の復習(シャドーイング)の方が重要です!

 

③解説を読んで、スクリプトを確認

聞き取れなかった表現やわからなかった単語について、マーカーやマイ単語帳に書き記しましょう。

よしハビット
よしハビット
わからなかった表現はその場で何度も繰り返して、このタイミングで覚えてしまう方がいいです!

スクリプトの英文、日本文を読んで自分のイメージとあっていたかを確認します。

もし異なるところがあれば、その部分を意識的に読みましょう!

 

④シャドーイング開始

音声を再生して、その0.5秒後をついていくように音読をしていきましょう。

スクリプトを見ながらで構いませんが、自身の口が回るように、できるまで何度も繰り返します。

最初の速度は1.0倍速から、できる方は少しずつ早めて繰り返しやっていきます。

今の私の場合は、1.5倍速まで最終的に速度を上げています

 

⑤スクリプトなしでシャドーイング

④ができるようになったら、スクリプトなしでシャドーイングを行います。

スクリプトがあればできたのに、ないとできない箇所はまだまだ苦手としている箇所です。

そこを意識して徹底的に練習していきます。

ある程度スムーズにできる段階まで来たら、トレーニング完了です!

 

※最近のピボットでも動画あったので参考に掲載しておきます!

 

 

おすすめの教材とアプリ

シャドーイングを効果的に行うためには、良質な教材やアプリを使うことが重要です。

以下にいくつかのおすすめを紹介します。

①TOEIC公式問題集

実際の試験を作成している企業が作成しているため、実際の試験に最も近いです。

スクリプトも日本語、英語ともにわかりやすく書かれています。

②精選模試

公式問題集よりレベルが高いです。

公式問題集で歯ごたえがなくなった方、700点以上の方はこちらがおすすめです!


③abceed

サブスクリプション型の英語アプリ。

契約すれば、上記の①②の教材や他の有料教材も使用できます。

速度を0.5倍速~2.0倍速まで調整でき、操作性も良い!

リスニング対策だけでも契約する価値ありだと思います!

 

自身の経験談:TOEICスコアの殻を破れるようになった!

いかがでしたでしょうか。

私自身全然英語が得意ではありませんでした。

TOEICの勉強を始めても、600点台をさまようばかりで本当に上達しているのか心配になることが幾度もありました。

しかし、あきらめずにシャドーイングを続けていると、自然と英語を英語で理解できている感覚が次第に得られてきました。

TOEICの試験でも、わからなくて焦ったり、集中力が切れて、問題をスルーしてしまうことが格段に減っていきました。

感覚として得られてから、700点台・800点台の壁と超えられたように今振り返ると思います。

英会話を続けている今でもシャドーイングは毎日続けています。

TOEIC試験よりも、生の会話は、よりリスニング力を求められます。

さらに向上できるようにこれからもシャドーイングを続けていくつもりです。

正直学生の英語ができなくて悩んでいた時に、この勉強方法を知りたかったと心から思います。

今まさに、高校・大学入試、就職活動、などで英語が必要で悩んでいる方々に一人でも多く伝わることを願っています。

英語で未来はいくらでも開けます!

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  • この記事を書いた人

よしハビット

全国転勤のアラサー金融営業社員。FP1級保有/TOEIC835点/読書で1年間100冊読了。 自分は何が得意なのかよくわからない劣等感から資格取得を目指した結果、継続化や習慣化が得意になりました。『お金』『英語』『読書』でお役立ちできる情報を提供します!朝5時半起きの習慣(ハビット)大好き人間

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