お金・投資

生活防衛費の重要性:将来への備え

私たちの生活には、突然のリストラ、病気、交通事故、家計の収支の狂いなど、さまざまなリスクが存在します。

そんな中で、万が一収入が途絶えたり、予想外の支出が発生した場合、どうすればいいのか?といった不安を抱えている方もいらっしゃるかと思います。

今回はそのような疑問や悩みを解決していくことで、投資などの攻めの資産を作るために知っておくべき守りの資産の重要性をお伝えします。

これを考えることで、不測の事態に対応できる安心感や精神的な負担を軽減する効果を得られます。

生活防衛資金を別口座に積み立て、最低限過ごすことが出来る生活費分を確保しましょう。

前回書いた『支出管理』をする上で、この生活防衛費を確保しておくことは非常に重要です。

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生活防衛費とは何か?

生活防衛費は、万が一の病気やけが、失業、災害などで収入が減ったときに、当面の生活を維持するために備えておくお金のことです。

具体的には、家計を守るために支払う費用や、災害時に備えるための貯金などが含まれます。家族の安心と安全を守るために大切なものです。

生活防衛費は、いざというときにすぐに引き出せるように、普通預金や定期預金などの元本保証されている金融商品に預けておくことがおすすめです。

生活防衛費の目安金額

生活防衛費の目安は、家族構成によって異なります。以下に、いくつかのケースごとの目安を示します。

生活防衛費の目安は、家族の人数や生活スタイルによって異なりますが、一般的には月収の10%から20%を目安に考えています。

以下に参考の金額を記載いたします。

参考

独身一人暮らしの場合

1か月の平均支出が約15万5,000円

生活防衛資金の目安は、生活費の3か月~半年分で、46万5,000円~93万円

夫婦二人暮らしの場合

2人以上の世帯の平均支出は、月額で約27万9,000円

生活防衛資金の目安は、生活費の3か月~半年分で、83万7,000円~167万4,000円

子どものいる家族の場合

3人家族の平均支出は、月額で約30万6,000円

生活防衛資金の目安は、生活費の6か月~1年分で、183万6,000円~367万2,000円

 

生活防衛費の準備方法

生活防衛資金を効率的に準備するために、以下のポイントに注意しましょう。

注意

目標額を設定

自分の家庭の状況に合わせて、目標額を設定します

定期的に貯金毎月少額でもコツコツと貯金を積み立てていきましょう

生活防衛費には手を出さない

生活防衛資金は、他の用途に使わないように心がけましょう

 

生活防衛費の重要性

生活防衛費は、将来の不安や急な出費に備えるために必要です。

例えば、突然の病気や自然災害に備えて、十分な貯金をしておくことが大切です。

生活防衛費をしっかりと計画し、実践することで、安心した生活を送ることができます。

突然のリスクに備える

私たちの暮らしには、突然お金の見通しが狂うリスクがつきまとっています。例えば、以下のような事態が考えられます。

注意

勤めている会社の業績が悪化し、リストラの対象になった

病気で働くのが難しくなった

交通事故で長期の入院を余儀なくされた

過失で人にけがをさせてしまった

家族に多額の借金が発覚した

災害で家を失った

保険だけではカバーしきれないリスク

保険に加入している人も多いですが、保険金の支払いまでにはタイムラグがあり、当面の支払いや生活費に窮することもあります。

また、保険ではカバーしきれていないリスクも存在します。

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保険に頼りすぎず、すぐに動かせるお金として、生活防衛費を用意しておくことが重要です!

貯金とは異なる目的

生活防衛資金は、一般的な貯金とは異なります。

貯金は将来の目標(結婚、子どもの教育、老後資金)を想定して蓄えるものですが、生活防衛資金は想定外の事態に備えるためのものです。

 

生活防衛費をつくるための節約方法

生活防衛費を確保するためには、できる行動をご紹介します。

支出管理の時と似ている部分ではありますが、以下のようなポイントを確認しましょう!

ポイント

通信費の見直し

携帯電話やインターネットの契約料金を見直し、無駄な支出を削減しましょう。

食費の節約

家計簿をつけて食費を管理し、無駄遣いを防ぎましょう。

エネルギーの節約

電気やガスの使用量を減らす工夫をし、光熱費を抑えましょう。

 

また生活防衛資金を効率的に準備するために、以下のような方法もあります!

ポイント

生活防衛資金専用の預金口座を作成

別口座に積み立てておくことで、誤って使ってしまうリスクを減らします。

先取り貯金を設定する

給与から自動的に一定額を引き落とす仕組みを活用しましょう。

副業・収入アップを検討する

追加の収入源を見つけることで、生活防衛資金を増やすことができます。

生活防衛費の具体的な項目

生活防衛費には、以下の項目が含まれます。

ココがポイント

住居費

家賃やローンの支払い

食費

食料品や外食費

通信費

携帯電話やインターネットの料金

保険料

生命保険や医療保険の支払い

教育費

子供の学費や教材費

自身の家計簿を確認しながら、最低でも約3か月分は用意できるといいかと思います!

具体的にいくら必要になるのか確認してみましょう!

☟支出管理がまだの方は、こちらもご参考にしてください☟

【過去記事】『支出管理』のコツ:3ステップで未来を変えよう

 

生活防衛費を実践するためのポイント

生活防衛費を実践するためには、具体的に以下のことを実践しましょう!

step
1
家計簿をつける

収入と支出を記録し、無駄な支出を見つけて改善しましょう。

step
2
自身の具体的に必要な金額を把握する

自身の支出が把握出来たら、普段の平均支出額の約3か月分を確保しましょう。

step
3
生活防衛資金用の口座を作る

これはあくまでオススメです。もし貯めているお金に手を付けてしまいそうな方がいれば、別の口座を作ってしまいましょう!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

支出管理をした後は、万が一に備えて『生活防衛費』を確保しましょう。

これができて初めて、投資などお金を増やすことに使える金額が見えてきます。

自身の資産を増やすにあたり、ここはマストでやるべき行動ですので、即行動しましょう!

全てはあなたの大切な資産を増やして、豊かな人生を過ごす、精神的な余裕を持った生活を送るためです!

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よしハビット

全国転勤のアラサー金融営業社員。FP1級保有/TOEIC835点/読書で1年間100冊読了。 自分は何が得意なのかよくわからない劣等感から資格取得を目指した結果、継続化や習慣化が得意になりました。『お金』『英語』『読書』でお役立ちできる情報を提供します!朝5時半起きの習慣(ハビット)大好き人間

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