目次
大ベストセラー『嫌われる勇気』とは?
本の基本情報
読書好きな私なのですが、最近YouTubeで『嫌われる勇気』著者の古賀さんが出ている動画を見かけて興味を持ちました。
ベストセラーで有名な本であることは当然知っていたものの、今まで読まずに来ていましたが、これを機に読んでみようと思いました!
ポイント
タイトル:嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え
著者 :岸見一郎、古賀史健
発刊年 :2013年12月13日
ページ数:296ページ
出版社 :ダイヤモンド社
※私が読むことを決めたpivotのYouTubeはこの動画です。
概要
本の紹介文もご参考に掲載します。
ポイント
"「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】
『嫌われる勇気』は、哲学者と若者の対話形式で進みます。
若者は人生の悩みを抱え、哲学者を訪ねます。
哲学者はアドラー心理学の考えを伝え、若者の固定観念を揺さぶります。
自分の人生は自分で選択できること、
他人の課題に介入しないこと、
共同体感覚の大切さ
などを学びながら、若者の考え方が少しずつ変化していく様子が描かれています。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。
アドラー心理学とは
アルフレッド・アドラー(1870-1937)は、オーストリア出身の精神科医で、アドラー心理学(個人心理学)の創始者です。
彼の理論は、フロイトやユングと並び、現代心理学に大きな影響を与えました。
アドラーは、人間の行動や感情の背後にある「目的」に注目しました。
例えば、怒りを感じるとき、その原因ではなく「なぜ怒りを感じるのか」という目的を考えることが大切だと説きました。
彼は、劣等感を克服するために人々が努力する力を「勇気づけ」と呼び、これを重視しました。
また、アドラー心理学の重要な概念の一つに「共同体感覚」があります。
これは、人間が他者と協力し、社会の一員として生きることの重要性を強調しています。
アドラーは、人は一人では生きていけない存在であり、他者とのつながりが幸福の鍵であると考えました。
本書の重要な考え
トラウマの存在を否定する
アドラー心理学では、トラウマの存在を否定します。
これは、過去の出来事が現在の行動を決定するわけではないという考え方に基づいています。
ポイント
①過去の出来事は関係ない
アドラー心理学では、過去の出来事が現在の行動を決定するわけではないと考えます。
例えば、いじめられた経験があるから引きこもるのではなく、引きこもることで周囲の関心を引きたいという目的があるとします。
②目的論の考え方
人は何かしらの目的を持って行動するものと考えます。
過去の出来事を理由にするのではなく、現在の目的に焦点を当てることで、未来を変えることができると考えます。
③トラウマを言い訳にしない
過去のトラウマを理由にして行動を制限するのではなく、今の自分の目的を見つめ直すことが重要です。
これにより、前向きな行動が取れるようになります。
具体例
①いじめの例
過去にいじめられたから引きこもるのではなく、引きこもることで親に心配してもらいたいという目的があると考えます。
②食べ物の例
昔トマトを食べて吐いたからトマトが嫌いなのではなく、トマトを食べたくないという目的があるからトマトが嫌いだと感じるのです。
まとめ
ポイント
過去の出来事に縛られない
過去の出来事が現在の行動を決定するわけではありません。
現在の目的に焦点を当てることで、未来を変えることができます。
前向きな行動を取る
トラウマを言い訳にせず、今の自分の目的を見つめ直すことで、前向きな行動が取れるようになります。
すべての悩みは対人関係にある
アドラー心理学は「すべての悩みは対人関係にある」と説いています。
これは、私たちが抱える悩みの多くが他人との関係から生じるという考え方です。
ポイント
①悩みの原因
私たちが感じる悩みの多くは、他人との関係から生まれます。
例えば、友達とのトラブルや家族との不和、学校や職場での人間関係のストレスなどです。
②対人関係の重要性
人は社会的な生き物であり、他人との関係なしには生きられません。
そのため、対人関係がうまくいかないと、悩みやストレスが増えてしまいます。
③解決策
アドラー心理学では、対人関係の悩みを解決するために「課題の分離」という考え方を提唱しています。
これは、自分の課題と他人の課題を明確に分けることです。
例えば、友達が自分をどう思うかは友達の課題であり、自分がコントロールできるものではありません。
具体例
①友達とのトラブル
友達が自分に冷たくする場合、その原因を自分に求めるのではなく、友達の問題として捉えます。
自分ができるのは、自分の行動を見直すことだけです。
②家族との不和
家族との関係がうまくいかないとき、自分がどう感じるかは自分の課題ですが、家族がどう行動するかは家族の課題です。
自分の感情や行動に集中することで、ストレスを減らすことができます。
③学校や職場でのストレス
先生や上司が厳しい場合、その対応は自分の課題ではありません。
自分がどう受け止め、どう行動するかが重要です。
まとめ
すべての悩みは対人関係から生じるという考え方は、私たちが日常で感じる多くのストレスや悩みを理解する手助けになります。
そのためには、自分の課題と他人の課題を分けて考えることが重要です。
ポイント
他人の課題を分けて考える
これにより、他人の行動に振り回されず、自分の人生をより良くすることができます。
このように、「すべての悩みは対人関係にある」という考え方を理解することで、日常の悩みを減らし、より充実した生活を送ることができます!
「いま、ここ」を真剣に生きる
「嫌われる勇気」の中で強調されている「『いま、ここ』を真剣に生きる」という考え方は、非常に重要です。
これは、過去や未来にとらわれず、現在の瞬間を大切にすることを意味します。
ポイント
過去の出来事や未来の不安にとらわれると、今を楽しむことができなくなります。
例えば、過去の失敗を思い出して落ち込んだり、未来の試験のことを心配して勉強に集中できなかったことがあります。
①過去
過去の出来事は変えられません。
過去にとらわれると、今を楽しむことができなくなります。
②未来
未来のことは誰にもわかりません。
未来の不安にとらわれると、今を楽しむことができなくなります。
③現在
現在の瞬間を大切にすることで、充実した毎日を送ることができます。
具体例
試験勉強をしているときに、過去の成績が悪かったことを思い出してしまうと、やる気がなくなってしまいます。
しかし、「いま、ここ」に集中することで、目の前の勉強に全力を注ぐことができます。
①意識する
まずは「いま、ここ」に集中することを意識しましょう。
例えば、勉強中に他のことを考えないようにすることが大切です。
②行動する
次に、具体的な行動を起こします。
例えば、スマホを遠ざけて勉強に集中する時間を作ることです。
③習慣化する
最後に、この意識と行動を習慣化します。
毎日少しずつでも「いま、ここ」に集中する時間を増やしていきましょう。
まとめ
ポイント
「いま、ここ」に集中する
過去は変えられない。未来のことは分からない。
変えることができるのは、今・現在だけです
「いま、ここ」を真剣に生きることは、過去や未来にとらわれず、現在の瞬間を大切にすることです。
これにより、充実した毎日を送ることができ、目の前のことに全力を注ぐことができます。
タイトルの意味
『嫌われる勇気』というタイトルには、深い意味があります。
この本は、アドラー心理学の教えをもとに、人が本当に自由に生きるための方法を示しています。
他人の期待や評価に縛られないことが重要だとされています。
これを実現するためには、他人に嫌われることを恐れず、自分の信念に従って行動する勇気が必要です。
ポイント
嫌われることを恐れない
他人にどう思われるかを気にせず、自分の信念に従って生きることが大切です。
自分の課題に集中する
他人の評価や反応は他人の課題であり、自分がコントロールできるものではありません。
自由を手に入れる
他人の期待に縛られず、自分の人生を自分で決めることが、本当の自由です。
『嫌われる勇気』というタイトルは、
他人にどう思われるかを気にせず、自分の信念に従って生きることの重要性を示しています。
このように、『嫌われる勇気』は、他人の期待に縛られず、自分の人生を自分で決める勇気を持つことの大切さを教えてくれます。
口コミ・レビュー
10年以上、ビジネス書の年間ランキングで上位に名を連ねている名著です。
他の方々の口コミやレビューを見てみましょう。
アドラー心理学「嫌われる勇気」を読むだけじゃ意味がない#嫌われる勇気 https://t.co/xauZXsJw0E pic.twitter.com/JG5p8J3r2w
— マコなり社長 (@mako_yukinari) May 17, 2019
私がライフハックなど学ばせていただいている、マコなり社長も言及しています!
「「嫌われる勇気」という言葉は、厳密に言うと「嫌われることを恐れるな」という意味です」
共著者である岸見一郎氏が、「嫌われる勇気」というタイトルが生んでしまった誤解を解きます。
全文を読む(2019)👉https://t.co/oydU4bdX2N pic.twitter.com/240qKFkdVK
— NewsPicks [ニューズピックス] (@NewsPicks) October 5, 2020
News Picksさんも過去に記事を書いていますね!
タイトルは、意味合いが誤解されやすいので、改めて確認しておきたいですね!
一度は読んでおいた方がいい!「いま、ここ」を生きよう!
いかがでしたでしょうか。
私もふと見た動画を機に読んでみることにしました。
過去や未来、他人は変えることができないので、「いま、ここ」(現在の自分)にフォーカスしてやるべきことをやる。
そうすることで、人生がより豊かになる。
無意識に、自分の中で続けていたことを言語化してくれているような本だと感じました。
FP1級の勉強もTOEICも今行っている英会話もすべてに通ずるものだと思っています。
私の人生のバイブル本の一つになったので、これからも人におすすめしていこうと思います!
「いま、ここ」にフォーカスをして、自身の人生を前向きに楽しくしていきましょう!