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TOEICリスニング400点レベルとは?誰でも達成可能!学習の好循環を手に入れよう!

TOEICリスニング400点のレベルとは?

イメージは?

TOEICリスニングパートで400点をとれるレベルとはどんなイメージでしょうか。

答えとしては、単語をほとんど聞き取ることができ、文脈を把握しながら会話の内容を理解できるレベルになります。

このレベルは、TOEICパート3・4のように音声が長い場合や聞き慣れない文法や語彙が使われている場合だと難しさを感じます。

一方でパート1・2の問題のようなシンプルな音声であれば正確に聞き取ることができることが多いです。

よしハビット
よしハビット
私が初めてリスニング400点を達成した感覚もこんなイメージでした!

2024年6月に実施されたTOEICでは、リスニングセクションの受講者平均スコアが約330点でした。

全受講者のうち395点以上を取得しているのは上位約25%です。

この結果からも、TOEICリスニングで400点以上をとれるレベルであれば、高いリスニング力があると言えると思います!

 

正答率は?

TOEICでのリスニング400点の正答率は具体的にどのくらいなのでしょうか。

答えとしては、リスニングパートの80%の正答率です。

TOEICのリスニングパートは全100問あります。

そのうち80問を取れれば、400点を達成できる計算になります。

もちろん、実際の計算方法は少し複雑なのであくまで目安としてもらえればと思います。

言い換えれば、20問を落としてもリスニング400点は達成できます。

 

英語力の目安

リスニングで400点を取れている方というのは、トータルでも700点以上を取得できているケースが多いと思います。

そのためトータルスコア700点以上の前提で紹介できればと思います。

ココがポイント

700点台:ビジネス上の意思疎通ができる

700点台を取れるのは、TOEIC受験者のなかでも上位30%程度です。

700点あれば、英語を使って行なえる業務も増えてくるでしょう。

日常業務のやり方の説明や、社内文書など、自分の業務に関連することはスムーズに理解できます。

買い物や簡単な日常会話には困らない程度の英語力があります。

一方、英語での議論など踏み込んだ仕事の話をする際には、自分の意見を論理的に伝えられないかもしれません。

仕事で英語を使うのはメール程度という方は、700点台が一つのゴールになるかと思います。

 

企業が求めるTOEICのスコア

ポイント

600点以上:多くの企業

700点以上:英語を多く使う職種

800点以上:外資系企業

多くの企業は、TOEICスコア600点以上を新卒採用で求めています。

英語を使う職種では、TOEICスコア700点以上が求められます。

日常業務のコミュニケーションを英語でできるビジネス英語レベルです。

英検でいうと2級から準1級のレベルで、国際部門の職種で求められるスキルになります。

海外支店をもつ大手の自動車業界や旅行業界などの企業では、日常的に英語を使います。

英語の文書や会議資料を取り扱うため、それらを読んで理解できる人材を求めています。

外資系企業はTOEICスコア800点以上の人材を求めています。

英語のみで業務を行える専門的な英語レベルです。

英検でいうと準1級から1級のレベルで、社内公用語が英語であっても問題なく仕事ができます。

ビジネスシーンにおいて英語での意思疎通が問題なくできます。

本格的なミーティングや打ち合わせもスムーズにでき、海外赴任も視野に入れて考えられます。

専門外の分野も理解できるレベルといわれているため、社会人でも取得が難しいです。

このレベルの英語力を身につけていると就職活動などではかなり有利です。



 

TOEICリスニング400点のための勉強法

リスニングの主な勉強方法

リスニングでよく使う勉強方法を整理します。

ポイント

リピーティング

フレーズ毎に聞こえた音声を繰り返す

オーバーラッピング

聞こえてくる音声に合わせて英文を読み上げる

シャドーイング

スクリプトを見ずに聞こえてきた音声を自分で再現していく

ディクテーション

聞いた音をそのままノートに書き写す

 

シャドーイングで復習を行う

シャドーイングを繰り返すことで、リスニング力がついてきます。

最初は全然うまくできないのですが、回数を重ねるごとにできてきます。

シャドーイングに使う教材は、本番試験に最も近い「TOEIC公式問題集」で練習するのがおすすめです。

公式問題集について言及している、以下の記事もご参考にしてみてください。

 

簡単な流れ

  • 問題を解いて、答え合わせだけを行う
  • 音声をスクリプトなしで一度聞く
  • 少し慣れてきたタイミングで、スクリプトを見ずにシャドーイングする
  • できない単語やフレーズが出るので、それをメモし発音と意味を確認
  • 解説を読んで間違えた部分を確認する
  • 再びシャドーイングし、できるようになるまでやり続ける
  • できるようになったら次の問題へ

この手順をひたすらやっていきます。

しっかりやると30分はかかるので、時間がかかると思います。

1日1題でもいいので、とにかく繰り返すことが大事です。

シャドーイングは、スポーツの感覚に近い勉強法でかなり地味ですが、リスニング力の上達にはかなり効果があります。

忙しい人でも通勤中のスキマ時間を使って勉強できるので、おすすめです。

シャドーイングの最も大きい効果は、わからない単語や理解できなかった文章がわかるようになることです。

それによって、音声を聞きながら同時に意味を理解でき、場面をイメージすることができるようになります。

これがリスニング400点というレベルを達成するために不可欠です。

よしハビット
よしハビット
私自身もこのシャドーイングをやり込み続けて、リスニング300点→460点まで上げることができ、TOEIC800点を超えることができました!

 

ディクテーションで聞き取り力を強化

私は最後にディクテーションを行っていました。

聞いた音をそのままノートに書き写す手法です。

何もヒントなしに、聞こえた音を何度も戻していいので、ノートにひたすら書き写します。

これをすることで、細かい発音を認識できるようになります。

短文のパート1、2で何を言っているのかが瞬時に理解できるようになります。

やり方としては以下の手順がおすすめです。

簡単な流れ

  • 問題を解いて、〇付け
  • 設問、問題についてディクテーションを行う
  • ここで初めて答えと解説を確認
  • 自身の聞き取りと誤っている箇所をペンでわかるように修正

誤っている箇所は、まさにあなたが聞き取れていない部分になります。

その部分を消しこんでいくことで、リスニング力が大きく向上します。

 

パート別の勉強

パート1・2の使い方

パート1、2での対策は「ディクテーション」を行っていきます。

やり方は前述のとおりです。

常に早めの音声を聞くことで、テスト本番の時によりリスニングに余裕をもって取り組むことができるようになります。

ポイント

700点台まで   :1.2倍速

700点超えてから :1.4倍速

私の場合は、このように使い分けていました。

本番で緊張している環境でも、音声が遅く聞こえるので、スコアアップに非常に役立ったと感じています。

パート3・4の使い方

パート3、4での対策は「シャドーイング」を主に行っていきます。

長文のこのパートでは、ディクテーションを行うのは本問だけで問題ないです。

ディクテーションが終わったら、シャドーイングを行います。

特に自身が間違えた個所を意識しながら、シャドーイングをします。

最低でも5回は行いたいです。

音読をすることで、自分が何が聞き取れなかったのか、リエゾンが理解できなかったのか、など苦手な部分を認識することができます。

パート1、2と同様に早い速度で聞くことを習慣にしましょう。

ポイント

700点台まで   :1.2倍速

700点超えてから :1.4倍速

正答率が上がってきたら、速度もさらに上げることをお勧めします!

 

 

TOEICリスニング400点を取るための戦略

パート1・2をほぼ完璧に抑えておく

パート1、2は、リスニングパートの中でも難易度が低いです。

そのため問題集などで繰り返し練習して出題傾向を完璧に抑えておきましょう。

リスニング400点を取るには、パート3、4でどれだけ正答率を取れるかが重要になります。

パート1、2の問題はできる限りミスしないようにしておくことがコツです。

パート3、4よりパート1、2の方が点数が取りやすいため、パート1、2から先に完璧にしておくことをおすすめします!

 

パート3・4は8割の正答率を解く

パート3、4で8割を取れるよう、リスニング力を底上げして問題の出題傾向を押さえておきましょう。

具体的には、音声を聞きながら同時に意味を理解でき、場面をイメージすることができるようになるレベルがリスニング400点を達成するために必要なリスニング力です。

リスニングはどんどん流れて行く音声のスピードに対応しなければいけないので、スピード重視で感覚的にやらざるを得ないことが多いです。

だからこそ、パート8割の正答率を取るには、リスニング力の底上げと出題傾向を押さえるために問題を繰り返し練習しておきましょう。

 

 

TOEICリスニング400点を取るためのテクニック

全部聞き取らなくてもOK

まずリスニングで8割の400点を取るために全部聞き取ろうとしなくてOKです。

よしハビット
よしハビット
私自身もリスニング460点をとったときも全部は聞き取れていません!

無理に全部聞き取ろうとするのではなく、問題の答えになりそうなところを集中して聞くようにしましょう。

何度も問題をこなしていくと、そのポイントがつかめてくるようになります。

例えばパート3の設問に「男性は何を提案していますか?」という設問があったら男性が発言している音に集中すればOK。

その次に「女性は明日何をする予定ですか?」の設問があったら今度は女性の音に集中する。

このように問題の答えになりそうなところを見抜けるようになってくると急激に点数が伸びます。

 

パート3、4は必ず先読み

パート3と4は必ず設問を先読みしましょう。

先読みにはメリットが多いです。

ポイント

問題を見るだけで会話の概要がわかる

リスニングを聴きながら、一度読んだ問題文を読むことができる

一番のメリットは、問題文を読んで会話の概要がわかることです。

模試や演習問題を解いて次第にわかってくるのですが、TOEICは似たような会話や話題が多く出題されます。

そのため、問題を先読みすることで、なんとなく会話の流れを知ることができ、音源を聞いたときの理解度が高まります。

ココに注意

回答は『設問の問題文まで。解答の選択肢は先読みしなくてOK』です!

解答の選択肢まで先読みをしてしまうと、時間がかかります。

さらに、選択肢4つのうち間違った選択肢が3つあります。

余計な情報を先読みしても無駄になってしまうだけなので、先読みは設問まで。を徹底しましょう!

 

マークシート専用の鉛筆・シャーペンを使う

マークは専用の鉛筆・シャーペンを使い、すぐに塗りつぶせる状態にしていきましょう!

多くの人が普段使用しているペンを使用しています。

一度では塗れないので、一つのマークに対し、何度も往復して塗りつぶします。

TOEICほど時間に追われている試験はないです。

すぐに塗ることができれば、その分先読みやリスニングに集中できます。

そこまで大きな出費ではないので、少しでもスコアを上げる努力をしていきましょう!

スコアに拘るためには、意外と大事なことです。

 

TOEICリスニング400点を取るためのおすすめ教材

TOEIC公式問題集

「公式問題集」とは、TOEIC試験を制作する米国ETSが作成している問題集です。

実際の試験を作成している会社だけあって、数ある参考書の中でも一番本番に近い教材です。

実際の活用例も過去記事で書いていますので、ご参考にしてください。


 

TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3

「TOEIC® L&Rテスト精選模試 リスニング3」はTOEIC満点取得講師陣が作成した教材です。

非常に質の高いレベルの問題が5題分収録されています。(リスニング100問×5回分)

この問題集を解き切ることで確実にTOEICの点数が大幅に上がること間違いなしです。

公式問題集よりも少しレベルの高い教材です。

ある程度公式問題集に慣れてきたら、こちらの教材にシフトするのがおすすめです。

本番の問題も簡単に感じるようになります!


 

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

「金のフレーズ」は、TOEICに実際に出題された頻出単語のみを収録した単語帳です。

著者のTEX加藤さんは、神田外語学院でTOEIC講師を務め、これまでに100回以上TOEICを受験し、ほぼ毎回満点の990点を取得しています。

TEX加藤さんは、80回以上のTOEIC受験後にカフェで問題や単語をメモし、そのデータを「TEXファイル」としてまとめました。

この単語帳を一通り覚えれば、リスニング400点以上にグッと近づきます。

イディオムでわからないものはでるかもしれないですが、わからない単語はほとんどなくなるはずです!


鬼の変則リスニング

鬼の変則リスニングとは、TOEICリスニング対策本の名前です。通称:鬼変(オニヘン

1と2の合計2シリーズが出版されています。

『変則』の名前の通り、音声の速度を変えてリスニング力を高める学習法です。

通常の速度より速く、または遅くして聞くことで、耳が速い話し方にも慣れ、リスニング力が向上するというメソッドです。

通常のTOEICリスニングの音声を2.5倍、2倍、1.5倍、1倍速と解いていく中で、速いスピードに対応する力を養うことを目的とした参考書です。

速い速度の音源を聞くことで、本番のときに余裕をもって問題を解けるようになります。

過去記事でも書いているので、読んでみてください!


 

よくある質問について

①TOEICリスニングがどうしても聞き取れない

これまで説明してきた手順で学習を行なったけれど、どうしても聞き取れるようにならない

という方も中にはいるかと思います。

正直リスニング力をつけるには、時間がかかります。

それでも継続して勉強し続ける、ということが答えにはなります。

ただ自分自身の経験で、自分の弱点を把握しているかどうかが、リスニング力が伸びるか伸び悩むかの違いになると思います。

ポイント

単語と単語のつながり(リエゾン)が聞き取れない

単純に語彙力がなく、聞こえてもわからない

設問の意味が読み取れない(リスニングというよりは文法)

など自身の弱点を分析することは大事です!

 

②TOEICリスニングの点数がなかなか伸びない

紹介してもらった上記手順で学習しても。なかなか点数が伸びない

当てはまる方は、再度伸びない原因と対策について検討する必要があります。

具体的には、以下のような点数が伸びない要因が考えられます。

ポイント

要因:英語の基礎知識(単語、文法)が不足している

   ⇒単語学習の基礎 / 文法の基礎を学習する。

要因:正しい英語の発音を認識できていない

   ⇒発音の学習を行う。

要因:本番の試験の際に実力を発揮しきれていない

   ⇒倍速リスニング等難易度の高いリスニングも行っておく

 

 

正しい学習で誰でもリスニング400点以上を達成できる!

いかがでしたでしょうか。

正直上記の勉強法を継続して、実践していただければ、誰でもリスニング400点以上を達成可能です!

もちろんリスニング力を高めるには、時間がかかります。

時間がかかることを念頭に置いたうえで、毎日継続して勉強を続けることが大事です。

400点以上を取得できると、以下のようなことが増えていきます。

ポイント

聞いたことのある洋楽が部分的に聞き取れる

洋画のシーンでの英語が聞き取れる

映画で出てくる英語の意味が分かってくる

日常生活で使われている英語に気が付く

日常生活で英語が分かるような機会が増えて、英語の学習もより楽しくなってきます!

正直リスニングができてくると、

リスニングができてくる⇒日頃の学習が楽しくなりさらに勉強したくなる⇒次の課題に取り組む

という好循環が生まれてきます。

ぜひリスニングを強化して、より英語学習を楽しく取り組んでいきましょう!



 

  • この記事を書いた人

よしハビット

全国転勤のアラサー金融営業社員。FP1級保有/TOEIC835点/読書で1年間100冊読了。 自分は何が得意なのかよくわからない劣等感から資格取得を目指した結果、継続化や習慣化が得意になりました。『お金』『英語』『読書』でお役立ちできる情報を提供します!朝5時半起きの習慣(ハビット)大好き人間

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