TOEICのスコアが伸び悩んでいるあなた。特に文法問題で苦戦していませんか?
「でる1000問」を使えば、その悩みを解決できるかもしれません。
この教材は、TOEICの文法問題に特化しており、頻出問題を網羅しています。
しかし、ただ問題を解くだけでは効果は半減してしまいます。
正しい使い方を知ることで、効率的にスコアアップを目指せすことができます!
この記事では、TOEIC835点を獲得した私が、「でる1000問」の効果的な使い方を詳しく解説します。
これを読めば、あなたもTOEICのスコアアップを実現できます!
目次
でる1000問とは何か?
でる1000問の基本情報
まず初めに「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」について紹介します。
「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」は通称「でる1000」と呼ばれるTOEIC対策の問題集です。
でる1000ではTOEIC L&Rのパート5の文法問題を対策することができます。
ポイント
書籍名:「TOEIC L&R テスト 文法問題 でる 1000 問」(改訂版)
著者:TEX加藤
値段:2,530円(税込)
問題数:1049問
TOEICで頻出する文法のパターンや語彙を網羅している文法書です。
これ1冊でパート5の対策が万全となり、パート5で90%以上の正答も可能です!
また問題数が1000とかなり多く大変ですが、全てこなせば文法力がかなり向上し、リーディングパートの大幅なスコアアップが可能です。
また、作者のTEX加藤さんは、TOEICで満点を98回も獲得している方で、有名な単語帳「金のフレーズ」も出版しています。
過去記事にも書いているのでご参考にしてみてください!
でる1000問の特徴
主な特徴としては次の通りです。
ポイント
TOEIC L&Rのパート5対策の問題集
1049問収録(こんな参考書は他にない!)
TOEIC L&Rのスコアが500点以上の方が対象
でる1000で学習すると、素早く正しい解答を選べるようになります。
なぜなら問題数が非常に多く、ほぼすべての問題形式を網羅しているからです。
これ一冊を全てこなせば、分からない文法問題はほぼなくなります。
TOEICで高得点を取るためには、時間との勝負が大事です。
パート5でできるだけ素早く解答をして、残りの問題に時間を残す必要があります。
でる1000をマスターすれば、秒殺で解答できる問題も増えます。
パート5の対策で文法問題を強化することで、パート6や7の対策にもなるのが、でる1000の最大の特徴です。
でる1000問のダメな使い方
①時間を測らずに解く
でる1000のダメな使い方1つめは、時間を測らず問題を解くことです。
パート5の問題を解く際に時間を測らないのは圧倒的に非効率な学習になります。
時間を測らないと自分が本番試験の時に
注意ポイント
「どんな問題が早く解けるのか」
「どんな問題に時間がかかっているのか」
「何の文法分野ができていないのか」
などが理解できず、いつまで経っても解く時間が速くならないからです。
逆に毎回時間を計測していくと、嫌でも上記のようなことを意識できるようになっていきます。
時間を測って、自身の実力と向き合うのは非常に勇気がいることです。
ただ、限られた時間の中で効率的に成果を上げていくためにもここは時間はマストで測りましょう!
②1周目で完璧にしようとする
でる1000のダメな使い方2つめは、1週目で完璧にしようとすることです。
でる1000は、1週目で完璧にしようとすると、量が多くかなりキツイです。
誰でも解説を読んだだけで一発で内容を理解・記憶できることないです。(よほどの天才でない限り…)
1周目で完璧にしようとすればするほど自分の首をしめることになってしまいます。
1周目を行い、できなかったところにマークを付ける。
マークをついたところだけ2週目に重点的に取り組む、という姿勢が大事です!
詳しくは使い方でも解説します!
でる1000問の効果的な使い方
①最初から解いていく
自身の弱点が明確にわかっている方を除いて、基本的には最初のページから解いていくことをお勧めします。
理由としては、でる1000がパート5の出題頻度が高いものから対策できる構成になっているからです。
最初のページから解いていくことで、効率よく対策できるようになります。
自身で目指すスコアと使える時間によってスケジュールを立てる中で、一日当たりに解くべき問題数を決めていきましょう。
出題頻度の高い問題から解くことができるため、短期的にもスコアを上げることは可能です!
②曖昧な問題とわからなかった問題にチェック
間違えたものには当然ですが、曖昧でなんとなく正解したものにもチェックを付けましょう。
曖昧な問題は、また次同じような問題が来た時に不正解になる可能性が高いです。
またそれを認識できていないことで、いつまでも同じような間違いを繰り返す可能性も高いです。
少しでも曖昧な回答をしてしまったと認識した問題であれば、まずはチェックを付けましょう。
曖昧だったものをきちんと理解しておくと高得点につながります。
③解説を読んで分析
問題を解いたら、正解していたものも含めて解説には必ず目を通しましょう。
注意
文型を頭の中で分解できている
他の選択肢ではダメな理由
なぜ間違ってしまったのか
(語彙が足りなかったのか、品詞理解が不足していたのか、など)
など事細かに分析します。
次に同じ問題に出会ったときに確実に正解できるようにすることが重要です。
分析は、最初時間かかることかもしれないですが、この時に対応しないといつまでも引き延ばしてしまいます。
分からなかった単語やフレーズ、文法などはすぐ復習できるようにノートにまとめておくのがおすすめです!
④チェックを入れた問題だけ解いていく
2周目からはチェックを入れた問題だけを集中的にこなしていきます。
一度正解できたものはやる必要はありません。
再度1000問をやり直すと、どれだけ時間があっても足りないです。
できなかったもの、曖昧なものを徹底的につぶしこんで理解していく作業が必要です。
周回数が増えていくと、対応する問題も減っていくので周回に必要な時間も減っていきます。
復習のタイミングですが、エビングハウスの忘却曲線というものがあり、人は覚えたことの7割を翌日には忘れてしまいます。
私は、『覚えた翌日に復習する』ということは必ずやるようにしていました。
こうして何度も繰り返すことで脳に「これは大事な記憶だ」と認識させることができます。
長期記憶に保存されれば、忘れにくくなるのでぜひ試してみてください。
でる1000問の悪いところ
①問題数が多すぎる
良いところと表裏一体で、考え方にもよるのですが、問題数が多すぎるところが悪いところです。
問題数が多いので、最後までやり切るのは大変です。
また取り組みを始めるにも勇気がいる部分があると思います。
解いても解いてもなかなか進まない感覚になったりしたり、途中で断念してしまったりすることもあり得るかと思います。
全ての問題をやりきることをお勧めしますが、自分の苦手な部分だけ取り組むなど工夫することも必要かなと思います。
そうすれば無理なく続けることもできるのではないでしょうか。
②やや難易度が高い
難易度としては、一定基礎が身についている人向けの教材になります。
TOEICでいうと、スコア500点以上はあった方がいいと思います。
中学・高校の英文法に不安がある方は、まず基本的な英文法を身につけてから使うようにしましょう!
基本的な英文法が身についていない状態だと、1問あたりにかかる時間が多く、教材をやりきるまでにかなり時間を使ってしまいます。
基礎的な文法を身につけた状態で、出る1000を始めた方がスムーズで効率もいいと思います。
でる1000問の良いところ
①圧倒的な問題量
これまで紹介してきた通り、でる1000には1049問もの問題が収録されていますので、問題演習(アウトプット)に最適です。
TOEICのパート5にはよく出る頻出問題が存在します。
この頻出問題を攻略できるかが高得点を獲得するためのコツです。
何度も試験を受けたり模試を解いたりすると、「あ、この問題前に見たことがある。」という状態になります。
でる1000では、非常に多くの頻出文法問題を解いて練習することができるので、1冊だけでパート5対策が可能です。
問題数が多いということはさまざまなパターンを演習できるというのもグッドなポイントですね。
②解説が丁寧
問題集なので解説が付いているのは割と普通なことでもありますが、この問題数に対して全て解説があるというのがポイントです。
しかも1問1問丁寧に解説が記載されているため、選択肢が絞れる理由が明確になります!
さすが有名な著者の方だけあり問題が多いのに解説が雑でなく非常に丁寧です。
また見開きで左のページに問題、右のページに答えという構成になっています。
問題の下に答えがあると、うっかり見てしまったりするのですが、その心配もなく非常に使いやすいです。
解説でインプットして、問題演習でアウトプットするという流れができますので、効果的な勉強をすることができます。
安心して問題演習の参考書として選ぶことができます!
③リーディングの底上げが可能
文法は英語において土台となるものです。
長文も分解すれば、1文1文の塊です。
そのため文法力がつくとパート6や7などの長文のスコアアップもできます!
またTOEICでは問題が非常に多く、時間が足りなくなる人が多いです。
文法力をつけてパート5を瞬殺できるようになるとlその後の長文に使う時間を増やすことができます。
結果的にリーディングパートのスコアをアップさせることができます。
④ランダムに問題を解くことが可能
私自身様々な問題集を解いてきました。
多くの問題集にありがちなこととして、復習しても解答を覚えてしまっていることがあります。
この章はこういう問題だから、解答はこれだろうといった予測ができてしまい、本当に理解できているのか確認しづらいことがあります。
ただ、でる1000では模試や別冊という形でランダムに出題されるので、そういった心配はなくなります!
別冊があることで、文法の本質的な理解に近づけます!
効率的な学習スケジュール
1周するためにかかる時間
全部で1049問あるため、いつまでにスコアが必要かを逆算して取り組んでいきましょう。
ポイント
1日100問:10日で完了(約1週間)
1日50問:20日で完了(約3週間)
1日30問:35日で完了(約1か月)
当然1周で終わるだけでなく、何周もして復習を行うことが大切です。
復習の時間も考えて、スケジュールを考えていきましょう。
ここで大事なことは、自身で毎日続けられるスケジュール感にすることです。
継続できないとせっかくやったことが台無しになってしまいます。
第一優先は『継続できる問題数を決める』こと、ここは忘れないようにしてください!
3か月で3周するスケジュール
例えば、3か月以内にスコアを取得したい場合のスケジュールを考えてみます。
少なくとも3周すれば、文法力はかなり高まるはずなので、3周できるように予定を組みます。
上記で見たように、1日30問解くと約1か月かかります。
2周目以降は、解く問題が少なくなっていくはずなので、かかる時間も少なくなります。
丁寧に復習するとして、以下のようなスケジュールを参考にしてみてください。
ココがおすすめ
1周目:35日(約1か月)
2周目:20日(約3週間)※約半分の問題数と想定
3周目:10日(約1週間)※さらに約半分と想定
ここまでで約2か月なので、最後の1か月は特に自身が弱い分野に集中して取り組みます。
このようにすれば、3か月でも十分復習しながら3周することができます!
でる1000問の口コミ
でる1000を実際に使用して成果を出した方々の一例を紹介します!
TOEICで高得点を取りたいなら、『でる1000』で全ての問題を、1問ずつタイマーで計って20秒以内に解けるまで反復するべき。なぜなら20秒以上掛かるようだと、リーディングの最後まで解ききれないから。実際3ヶ月で580点から845点まで伸ばした生徒さんは、これを徹底していた。時間厳守がTOEIC高得点のカ…
— ごん | 日本一熱い英語コーチ (@GonT_English) July 28, 2024
やはり時間を測ることは大切なんですね!私も完全に同意見です!
活用される方はぜひ時間を測る正しいやり方を実践しましょう!
TOEIC勉強ってとても地味で、退屈。例えば文法は「でる1000」を解いて、答え合わせして、間違ったらその理由を確認。これを何度も繰り返す。誰でもできるのに、やれる人が少ない。だから逆にチャンスです。やり続けるだけで、人と差をつける事ができます。英語学習者たちへ、やってやりましょう🤝 pic.twitter.com/cmQX0k6xcH
— ディー|国産車メーカーで働く人 (@Sssy_Dy) August 12, 2024
継続すれば成果に必ずつながります!
ただそれができない人が本当に多い…
どんないい教材でも途中でやめてしまったら意味がなくなります!
一番は継続することが大事です!
でる1,000問を続けるためのモチベーション維持法
学習のモチベーションを保つ方法
自身に課した毎日のノルマを続けるのは正直しんどいです。
何回もやめたくなる日が来ます。
ただそんなときでも『まず1問始めてみる』ということを意識してみてください。
1問始めれば自然と気が乗ってきて、気づいたら終わっていたというのは私自身よくあります。
そして勉強して1日を終えた時には、自分を褒めてあげてください。
効果的な休憩とリフレッシュの方法
勉強していると眠くなる時や集中できないことがあります。
私の場合、そういう時にはコーヒーを飲みます。(自分の好きなものでいいと思います)
集中できていない感じを認識したら、席を立ってコーヒーを飲んでから再開します。
それでも眠くなるようなときは、思い切って昼寝をします!
コーヒーを飲んだ後に、15分~20分ほどの昼寝をすると、起きた後の集中力が爆上がりします!
集中できていない状態でだらだら続けるよりも、15分~20分昼寝に充てて
集中した状態で再開した方が経験上絶対にいいです!
結論:『でる1000問』でパート5で90%以上正答可能!
いかがでしたでしょうか。
改めて最終結論は、でる1000を正しく活用できればパート5で90%以上正答可能です!
パート5を90%以上の正答できるということは文法力が相当身についている方です。
リスニングパートの少ない時間で問題文を理解するときにも、長文を読むときにもこの力が役立ちます。
必然的に高得点700点以上を取得することができてきます!
文法は英語の基礎で、どの分野にも活きる土台です。
土台がしっかりしていれば、他の分野の理解も一気に進みます。
何度も繰り返しますが、継続することが大事です。
でる1000を活用して、TOEICで高得点を取得しましょう。
そして自分自身の未来を切り開いていきましょう!